2013年9月6日金曜日

アルザスワイン

 外部で書いている日記が膨らんでしまい、「続き」をこちらに書く事にしました。

 ロハス日記という通り、エコな事とかを書いていたのですが、今年に入ってから 昔 アルザスで修行していた折に書いた新聞記事をwebに上げ、昔はこんなだったよなあ、、今はこうだけど。みたいなコメントをしていたのですが、今回は主題がアルザスワインで、ちょっとですまなくなり 自分のブログとつなげてみました。
http://www.therapicotton.jp/
(上がる日は未定です。)

 1992年10月から93年8月まで、アルザス ニーデルモルシュヴィール村 メゾンフェルベールで住み込みの修行をさせてもらっていた頃は、ワインの知識も無く、車も無く、(休みも無く、、、)今となっては、惜しいと思う事ばかりです。。。。。

 その頃から 最新の醸造学を学んだ若手が家に戻り、勘に頼っていた醸造技術を科学的に分析し、安定したワインを造る様になっていました。同時に 無個性なワインを良しとせず、野生酵母を使ったり、オーガニックで造る人々も台頭してきました。アルザスは良い風が吹き、雨が少ないので、オーガニックが多いと聞いた事もあります。

 ワインの種類としては、泡(クレマン ダルザス)、白、ロゼ、赤があります。ロハス日記の中にはクレマンが出てきませんが、結構飲んでいました。誕生日の本人が、シャンパンやクレマンを職場に持って来て 仕事上がりにみんなで祝うという習慣があり、冷蔵庫の片隅にクレマンが置いてあると「今日は誰??」と同僚に聞いたものでした。マダムフェルベールも好きで、たいへんな仕事が終わったときやお祭りの時に「陽子、陽子 おいで。クレマンを開けたから」と呼んでくれたものでした。

 あ、そういえば、私 誕生日がマダムと一緒で ダブルにお祝いしてもらいました。

 シャンパンはシャンパーニュ地方で法律に則られ造られたスパークリングワインです。クレマンは各地にありますが、(クレマン ド ロワール、クレマン ド ブルゴーニュ 等など)シャンパンより安価です。メトー ド シャンプノワーズと書かれてあれば、シャンパン方式で造られた物ですので、お買い得だと思ってください。

 アルザスは品種で分けるのが普通ですが、エデルッツイガーというブレンドワインもあり、これは料理用でした。それと昨今は自分の考えで 混醸したり、ブレンドしたワインに独自の名前を付けるメゾンも出てきました。(マーク テンペなどです。)

 白がほとんどですが、赤はブルゴーニュと同じピノ ノワールという品種で造っており、若い物でも酸味が少なく さっぱり飲め、年月を経た物は ブルゴーニュより 安価ですが、深い満足感を味わう事が出来ます。(作り手によって 違いますが、、、、)

 自分で取り扱っている銘柄はもちろん ジャスメイヤーも好きです。ウォルフベルジェは大手ですが、フェルベールでよく飲んでいたので、懐かしく 見つけると買ってしまいます。イザベルの実家 ボクスレーは横浜君島屋が輸入しています。(今は彼女の弟が継いでいます。)

 最近 ちょっと残念なのは、キャプシュールのアルザスワインが存在する事です。結構 好きな作り手が、2008年頃から切り替えたようで、これをキャプシュールにしちゃう??という品種があり、熟成をあきらめたようで、残念です。
 今年の始めにクリスティーヌと来日していた弟のブリュノーに「どう思う?」と聞いたら、「早飲みはいいんじゃない?」とドライな答え、、、残念だ。。。。

 背の高いドイツワインの様な形のボトルに入っているアルザスワインを見つけたら、是非 飲んでみてください。